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「空き家の古民家のリアル」(後編)

今回は前回に引き続き

3.「なんの音!?&人はスツールに飛び乗れる」

をお届けします。

なんの音、って、ネズミ、ですよ。ネズミとの共存って。。。

引越してからまずやることは、掃除、ですね?私達の借りた古民家はこの地方ではよくあることらしいのですが、オーナーさんの物がまだそこここに残った状態での引き渡しでした。最初はほぼ全部残していく雰囲気でしたが、、、巨大マッサージチェアはあるは、寝具はあるは、極め付けは仏壇はあるは。そして古民家には付き物の何故か大量にコレクトされた「置物」、、、いらねー。私は断捨離大好き、コンマリ大好き人間で、それこそ結婚する前にほとんどの物を捨てた女。「置物」とか、ない。「入居前にどうして欲しいか言ってくださいね☆」とのオーナーの言葉に今回の契約解消覚悟で要らない物すべてをリストに書き上げました。こまか~く。はい、このやり方、とってもアンチ田舎的。すっごいマズい空気流れましたが、どうにかそこは乗り切り契約続行。でも仏壇は「芯を抜く」(もちろん、知りませんでしたが、芯を抜くと仏壇は仏壇としての機能を無くし、ただの家具としての存在になるとか)でそのまま置いていかれ、黙っていい人演じてたら「毎お盆と正月は、隅の部屋でいいからいいよね」的な空気が流れ、やんわりはっきりお断りしないとそのままいきそうな雰囲気。恐るべし、田舎、なのか、この地方なのか、この人、なのか。。。

話を掃除に戻して。掃除です。それで、隅々まで物が詰まった道具入れの物をすべて片っ端から捨てて残ったものは、、、ネズミの糞、、、。無理だろーーーーーー。無理。私が育ってきたセレブ環境とあんまりにも違っているのは前回の記事に譲るとして、でもここでド根性精神がいつの間にか、常に、場を切り抜けさせている。気づいたら片づけている。

ここで余談。私は若かれし頃プロのバレリーナを夢見て某有名国立バレエ学校に留学&卒業した身。何千人の中からひとり入れるか入れないかの狭き門な学校です。その後プロのダンサーとなった時の一コマ。ある晩の劇場公演出演中 in ドイツでの話。その日インフルに侵され高熱を出していた私。海外ツアー中でもちろん代役もなく舞台にのらざるを得なかったわけですが、フラフラ。激しいダンスが繰り広げられる中、フッとスツールの上に飛び乗るシーンがありました。5人みんなピッタリのタイミングで乗るはず、しかし私だけ、落ちました。舞台ってね、乗る側は意外と緊張感高く、けっこう命かけて本番迎えたりします。すごい気合なわけです。それでも、落ちたんですよ。毎日10時間以上の稽古を休まずやって、命かけた舞台で、でもです。稽古では一回も失敗してなくても、です。次の段落読む前にスツールにキレ―に飛び乗るってそれぐらい、って頭に置いといてください。

で、話を戻してある日の晩。夫と台所で会話をしながら晩酌していると音がする。激しい。走っていらっしゃる。なんかすごい速い。止まった。。。とその瞬間まずはしっぽがチュルっと見え、お姿を見せてしまったではないですか、ネズミ。そしてその瞬間、私は叫びながら気づいたら自分が座ってたスツールに立っていました。

まとめ。 「人は緊急時、舞台とかでは失敗する人も、スツールの上には飛び乗れる」

さて次回は田舎子育て事情をお届けしようと思います。題して
「ゆとり子育て?王道一筋、田舎道」

それでは!
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